アリス図書館
ナルの姿はない。
「ここに来たってことは、何かあるのかしら」
そういうとアリスは立ち上がり部屋の中を歩き出した。
聖夜も同じように部屋を観察しだした。
エインセルは高いところを。
「あら?」
広い部屋の中歩いていたアリスが見つけたものは、窓際に置いてあるテーブル。
そこにある、《さわるな危険》 と書かれた赤いボタン。
−気になるわね・・・
昔から好奇心おおせいなアリス。
さらにさわるなとあると、よけい気になる。
アリスは少し考えた後、ゆっくりとボタンに人差し指を近づけた。
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