アリス図書館
「それにしても、昔からアリスは変わらないね。明らかに罠なものを触るなんて」
クスクスと笑いながらナルはアリスを見た。
それをアリスは無視し、ナルに質問をなげかけた。
「私をこんなところに招待して、なんのようなのかしら?」
腕組みをしたアリスは仁王立ちをして言った。
「・・・アリス、君はこっちの仲間にならないか?」
真剣な顔をして言ったナルの言葉に、驚きを隠せないアリス。
「は・・・?」
「君のような、神に認められたものが、人間のために何かをしてあげるなんて・・・。
愚かなことだろう?」
−愚かなこと・・・?
「なにが・・・愚かなことなのかしら?」
アリスはふっと笑いながら聞いた。
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