アリス図書館
聖夜だってそうだった。
命こそとってはないが、代わりに自分の『人生』を代償として妹を生き返らせた。
「私は、人間を絶滅種にさせようと考えている貴方達の仲間になんかならないわっ!」
そう強く言い切ったアリス。
その瞳には、迷いなんて全然なかった。
「アリス、君は頭が良すぎる。いつから気付いていた?」
「・・・さあ。
ただ、ローズが考えそうなことね。
イオンがいれば、それでいいと思っているわけだし」
昔のローズ・・・
白いローズだったら・・・
絶対こんなことは考えない。
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