アリス図書館
「アリス。君は本当に仲間にはならないのか?」
再度聞くナルにうんざりした様子で答える。
「何度聞いても変わらないわよ」
「そうかい。
・・・それじゃー」
パチンッ−
ナルが指を鳴らしたのと同時に、部屋の空気が変わった。
すごしやすい、普通の空気になった。
「今魔力封じを解いた。
アリスがどうしても仲間にならないのなら・・・」
「力ずくってことかしら?」
ふふっと笑ったアリス。
それになにも言わずに、ただ笑顔を向けるナル。
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