アリス図書館
アリスはスッと立ち上がった。
「ねぇイオン」
イオンのほうは見ずに話しかけたアリス。
「ん?」
それにイオンもアリスのほうを見ずに答える。
「この図書館に誰か増えても・・・いいかしら」
ドアに手をかけたまま地面に視線を落としたアリス。
「まぁ、いいよ」
「そう、わかったわ・・・」
そういうとアリスは部屋をでていった。
「アリスの物語が始まった・・・」
イオンは機械室のときのようにいうと、そのままソファーに寝転んだ。
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