アリス図書館
「それでも構わない?」
聞いてはいるがアリスには聖夜が出す答えがもうわかっていた。
だからアリスは昨日イオンに確認したのだ。
やがて聖夜が口を開いた。
「構わない。楓莉が生き返るなら」
その答えはアリスが思っていた答えと一緒だった。
アリスはニッと笑い
「契約成立」
するといつのまにかアリスの右手には一冊の本が握られていた。
その本は昨日アリスが聖夜の本と言った真っ白な本だった。
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