アリス図書館




これから妹とまた一緒にいられるとおもうと嬉しかった。






だがその思いはアリス言った一言で崩れた。








「あなたの命」






「は・・・?」







アリスはコツコツと靴音を鳴らしながら聖夜に近づいた。






「人の命に見合うものは同じ人の命。他のものには代えられない」







聖夜は耳を疑った。


自分が死んだら楓莉に会えない。






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