アリス図書館




聖夜は自分の部屋にいた。


特にかわったところもなく、自分が本当に死んだのかと思った。







「楓莉は・・・」







聖夜は部屋から出て階段を下りた。





「っ、ひっく、っう・・・」







「えっ・・・泣き声?」










泣き声は居間のほうから聞こえていた。




聖夜は居間のところへいき、襖をそっと開けた。







「楓・・・莉?」







居間には聖夜と同じ髪の色をして、髪をツインテールに結った少女・・・楓莉が泣いていた。






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