アリス図書館




「そうだったのか・・・」






聖夜はアリスから離れて向かいのソファーに座った。







「せっかく楓莉が、生きていられるようにしてくれたけど、自分からその願いを無駄にしちまったな」







アリスは紅茶を飲みながら黙って聞いていた。









「天国で楓莉を見守っておくか」






そう言って聖夜はソファーから立ち上がり背伸びをした。





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