アリス図書館
そんなアリスの態度にイオンがため息をはいた。
「俺がどうしてこんなことをしているかわかっていますか?」
アリスはチラッとイオンを見た。
「私が・・・男達と一緒に行動したからかしら?」
「わかっているなら、謝っていただけますか?」
「嫌よ。私が誰と行動を共にしようが、イオンには関係ないわ」
そう言ってアリスがたとうとしたが、動きをとめた。
アリスはたら〜っと冷や汗を流した。
そんなアリスをイオンはニヤッと笑いながら見ていた。
「・・・」
アリスはしばらく俯いていた。
イオンもただ見ているだけ。
「・・・イオン・・・」
「なんでしょうか?」
アリスは涙目でイオンを見つめた。
「足が・・・痺れた」
アリスは正座をすると絶対に足が痺れる。
それを知っていてイオンはアリスを正座させたのだ。
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