アリス図書館





亜由実は確かに告白をした。





しかし、彼女がいるとフラれたのだ。









その現実を受け入れたくなくて、自分が彼女


渫菜が嫌がらせのストーカーと考えた。









「人間は不思議な生き物よね。自分の欲望の為ならなんでもするんだから・・・」







アリスはフゥッと息をはくとまた喋り出した。









「代償だけど、貴女からは『夢見る心』を貰うわ。現実のなかでしか生きられない・・・結構苦しいことよ」








そしてアリスは梓達がいる方向とは逆の方向へと歩き出した。







「嫉妬に狂った貴女の物語・・・結末はBad end。
貴女の心は死んだわ」











アリスはそう言ってピンクの本を見つめた。







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