ウォーターラブソング
「青羽ー♪高校になっても羽山ブラザーズのおかげて注目の的ね。」



前の席の芽衣が言った。


『私目立ちたくないんですけど!』



「イケメン2人から愛のアタック受けてて青羽は幸せ者だよ♪」



愛のアタック〜?!


『ありえないし。愛というよりはもう嫌がらせだよ!!』



芽衣は「ふふふ。鈍感ね♪」とだけ言い残して前を向いた。




鈍感………?




私と飛沫、瑞稀は幼なじみなんだよ。



恋愛感情なんて生まれないから。




ってかあんなにカッコイイ2人がこんな私と幼なじみでいてくれるだけで充分だよ……。












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