ウォーターラブソング
「青ちゃんの本名は坂田 青羽ちゃんか。でこの子が青ちゃんね〜。」



金髪の人が私の足先から頭のてっぺんまで眺め見た。



「青、今から帰るのか?」



飛沫が言った。



『あっ、うん。』


我に戻って返事した。




「青ちゃん部活入ってねぇの?」



『あっはい。』



この金髪の人って同い年なのになんか怖いから敬語になっちゃう。



「ならさ、水泳部のマネしない?去年までいたマネが卒業したらしくていないんだよね。」



水泳部のマネ…??



「青は無理。」



飛沫が断ってくれた。


だって私が海やプールが嫌いな事知ってるから。



「あれっ?青じゃん。」



瑞稀がやってきた。




< 23 / 50 >

この作品をシェア

pagetop