ウォーターラブソング
「どっか調子悪いのかもな。今も保健室行くって教室出て行ったし。」



拓斗が心配そうに言った。



保健室……?


瑞稀大丈夫かなぁ。




『私、ちょっと行って来る。』



私はお財布を持って教室から飛び出した。



行き掛けに自販機でポカリでも買おうかと思ってね。





あっ………


自販機にちょうど飛沫と大和君がいた。



「あっ、青ちゃーん♪」



相変わらずチャラい大和君…。



「青も何か買いに来た?」


『なんか瑞稀調子悪いらしくて保健室に差し入れするの。』



私は財布から150円出してポカリを買った。




「そういえばあいつ、昨日家に帰って来てから調子が悪そうだったな。」


飛沫が言った。





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