ウォーターラブソング
『昨日って…瑞稀は課題し忘れて部活の後残って勉強するって言ったから私達先に帰ったよね。』
「あぁ。帰って来たら足引きずってた。俺が聞いたら“たぶんつっただけ"って。」
飛沫は思い出したかのように言った。
『嘘だね。』
「何かあったな。」
私達は小さい頃から一緒だったからすぐにわかるの。
瑞稀は嘘をつくとき必ず“たぶん"と言う。
瑞稀はわかりやすい。
でも口が堅いから本当の事を言おうとしない…。
その分わかりにくいのかもね。
「俺さ、平泳ぎだから瑞稀の後ろで泳いでるけど今日の朝練で右のキックが打ててなかったな。」
大和君がいちごオ・レを飲みながら言った。
「あぁ。帰って来たら足引きずってた。俺が聞いたら“たぶんつっただけ"って。」
飛沫は思い出したかのように言った。
『嘘だね。』
「何かあったな。」
私達は小さい頃から一緒だったからすぐにわかるの。
瑞稀は嘘をつくとき必ず“たぶん"と言う。
瑞稀はわかりやすい。
でも口が堅いから本当の事を言おうとしない…。
その分わかりにくいのかもね。
「俺さ、平泳ぎだから瑞稀の後ろで泳いでるけど今日の朝練で右のキックが打ててなかったな。」
大和君がいちごオ・レを飲みながら言った。