ウォーターラブソング
『あっこれ瑞稀に渡そうと思ってたポカリだよ。はい♪』



私は汗をいっぱいかいてるポカリのボトルを渡した。




「おっ。サンキュー♪」



瑞稀は昔からポカリ派で飛沫は昔からアクエ派。



瑞稀は辛党で飛沫は甘党。



考えてみれば味の好みは真逆。




でも……唯一同じ性格は



“心配かけるのが嫌い”なところ。



小さい頃からずっとそう。




私は2人に頼ってばっかなのに2人は私に頼ってくれない。




私……なんか寂しいよ。




「ん?どうした青。」



立ち止まった私に瑞稀は言った。







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