ウォーターラブソング
『話してくれてありがとね!私、協力するからっ!!』



私は芽衣の手を握った。


「ありがと♪元気出た?」



そういえば……



私瑞稀のこと忘れてた。



『元気出た!ありがとう。』




私はただ誰かに頼って欲しかっただけかもしれない。



誰かに必要とされたかったんだ。



芽衣はそんな私のこと理解してた。




だからこのタイミングで拓斗の事を教えてくれたんだね。




『芽衣大好き!』



私は芽衣に抱き着いた。




「青羽ー♪」




私は芽衣のおかげで元気出た♪


頼って欲しかっただけだよね。






私はその時までそう思ってた。



でもやっぱり違ったんだ。


そんなことに気付くのはほんの数分後だった。




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