ウォーターラブソング
紡ぐ想い
−−飛沫 Side−−



『青…どうした?』



俺は眉間に皺を寄せた青に声をかけた。




「別にー。」



顔に出てるぞ。



先輩のお使いから帰って来てから様子が変だ。



「飛沫、青ちゃんなんで暗いの?」



大和が横から入ってきた。



『さぁ…。』



瑞稀がいないから暗いとか?!



いや、いや……



俺の考えすぎか。




「飛沫!」



『あ、はい。』



部長に呼ばれた。



部長はバタフライの選手で切り目の爽やか系の顔だ。



『何ですか?』



「今週の市区大会に出て来るぞ。」




部長が雑誌を見せた。





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