『契約』恋愛

そんな自身のことを考えながら、ベッドの上で大きく深呼吸をした。
いろいろ考えているうちに治まってきた頭痛、まだ少しめまいは残っているけど、このくらいは毎日のことだから深くは気にしないことにしている。

でもそれにしても。

“もし私がホントに何か病気で、明日があるかわからないような状態だったら、佐山君どうしてた?”

私のこの質問に、佐山君困ってたよね…。
やっぱり佐山君もきっと、全部知ったら私を切り捨てるタイプなんだろうな…。ま、仕方ないけどね。

それが普通の対応、彼も所詮『契約』彼氏にしかすぎないんだから。
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