僕と幽霊タムラ
でも、、、。


どんな状況でも、吠えると怒られるし、お腹減っても決まった時間にならないとご飯は貰えないし、散歩も人によってはしないで、小屋に繋ぎっぱなしだ。


こぇー、犬にはなりたくないや、、いや、動物に、、。


シュウトは考え直した。


しばらく、歩くと小学生が集団登校をしている。


「小学生に戻れるならなー。」


小学生に戻れるなら、何をするか今度考えて見た。


、、、。、、、。、、、。


特にやりたいことが思いつかなかった。


でも、いろいろやり直せるだろうな、例えば勉強を頑張って進学学校にいくとか。


スポーツの英才教育を受けるとかさ、、。


まぁー過去悔やんでも仕方ないか。


そういうことをいつも考えるのだが、結局その考えにたどり着き頭がボーっとする。


そんなことを色々考えているうちに、いつも学校へ到着する。


「ふーぅ、、。この坂なんとかならにものか。」


どうやら学校に間に合ったようだ。


まだ、到着していない生徒に生活指導の先生が叫んでいる。


玄関に入り、げた箱に靴を入れ、教室に入ると、同級生が友達と話したり、勉強したりしている、いつもの風景が目に入り込んだ。


教室に入ると、シュウトは席に着いてボーっとしている、いつものことだ。


周りの女子生徒は昨日のドラマの話をしている。


「昨日のあのセリフ良かったよね!」


「いやいや、どこがいいのさ!大体あのシチュエーションおかしいやろ!!。」


もちろん心の中で呟く、、。


「おはよう。」


隣の席の小川が僕にあいさつをした。


小川は体が太っていて、メガネをかけていて、いかにもアニメが好きそうな感じだ。


「おはよう。」


僕も小川にあいさつをした。


ただそれだけの間柄だ。


小川も俺と同じ特に誰かと言って話す人も居ず、一人でノートに自作のマンガを書いている。


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