僕と幽霊タムラ
「うまい、、。」


奴の書く絵はうまい、だから反対に怖い。


将来は漫画家にでもなるのだろうか。


夢も無い俺よりマシな人生を歩むかもしれないな、、。


またまた、シュウトはため息をついた。


シュウトは一時ボーッと何も考えずに前を眺めていた。


そうすると、ボヤッとした視界に誰かが立っている。


先生が来たと思い、ボーッとしていた視界を元に戻した。


そこに立って居るのは20代の男で先生では無かった。


「うん?」


シュウトはどこかで見たことがあるなーと、頭を傾げた。


「、、。、、、。、、。はっ!!」


思い出した瞬間、目が仰天した!


そこに立って居るのは、あのタムラだった。


「何やってんの!?」


思わず大きな声が出てしまった。


周りの同級生はもっと驚いた顔でシュウトの顔を見ている。


「どうしたの?」


小川は驚いた顔で聞いてきた。


「いやいや、教壇に不信な男が!!?」


と僕は教壇を指さした。


「ん?誰もいないようだけど。」


小川は不思議そうな顔をしている。


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