僕と幽霊タムラ
タムラとは
タムラと出会って、約二週間経った。


その二週間でこの男がどんな人間かは、大体わかった。


「ねー、シュウちゃんまた、こいつマンガ書いているよ!」


僕はだから?という目つきで見る。


「こんな、いつもマンガ書いているのに、なんでシュウちゃんより頭いいのだろうねー。」


タムラは嫌みったらしく言った。


「ほっといてよ。」


(出会ってから、三日ぐらい経った頃のことだった、、、。)


「今日は抜き打ちテストを始める!」


「えぇー!」


相変わらず、ウチの担任はテストが好きみたいだ、もちろん回りは騒いでいる。


「では、テスト回すぞー!」


用紙を一番前の席の生徒の席に置いていった。


「おぉー!最悪やなー、落ち込むー!」


「何言ってるんですか?あなたはテスト受けなくていいじゃないですか、、。」


僕はボソッと言った。


「おぉー!そうだった、俺死んでるんだった!」


タムラはニヤニヤしている、そういうジョーダンが好きみたいだ。


タムラは毎日一時間授業を見ていく。


全授業を見ると言っていたが、僕が何とか毎日一時間にしてくれと頼んで頼んでやっと納得した。


タムラは毎日暇なんだよと言っていたが、そうしたら自分の頭がどうにかなりそうだったので、無視をした。



そして、僕の前にテスト用紙が来た。
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