もし、魔法が使えたら。
はじまり

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・


「・・・・・生きてる・・・。」



俺たしか空から落ちて・・・


何が起きたんだ・・・。



てゆーかここどこだよ。




甘ったるいチョコレートの匂いがするその部屋は、見たこともないような物で溢れていた。


キラキラ光る星型の石。

あちこち走り回ってる羽の生えた馬の人形。

でっかい七色の魚が入った水槽。

ぷかぷか浮かぶたくさんのガラス玉。
その中のひとつひとつに飴やクッキーが入っていた。

「一体何がどうなってんだ・・・。」


俺は辺りをキョロキョロしながら、自分に何が起きているのかを必死に考えていた。
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