My darlin' Scientist〜私の彼氏は変わり者〜
翌日、なんとなく桂木所長と気まずくなったらどうしようとか、不安を抱えながら出社した。
しかし、所長は全く変わらない様子で近寄ってきた。
「おはよう〜早百合ちゃん」
なんだか、ほっとした。
所長の隣には紫さんもいたので、所長室の机にバッグを置くと私は三人分の紅茶を用意した。
紫さんは最初紅茶に手をつけようとしなかったが、所長が無理矢理飲ませていた。
「そうそう!早百合ちゃん、今日夕方からついてきてほしいパーティーがあるんだ。よろしくね♪」
優雅に紅茶を飲みながら、所長はとんでもないことを言いだした。
「…はい?」
パーティー?
私は聞き間違いかと思いながらも所長を見た。
…うーん、目がマジだ。