My darlin' Scientist〜私の彼氏は変わり者〜



桂木所長の運転する車に乗せてもらい、まずはスーパーに寄ってもらう。
「リクエストとかありますか?」

「カレー食べたい!作れる?」

子供みたいに目を輝かせてそう言うもんだから、私は思わず吹き出してしまった。

「まかせてください」


その後スーパーで食材を買い、桂木所長の家へ向かう。

そういえば、一人暮らしなの?
話の流れでこんなことになってるけど…

「そんな不安そうな顔しなくても、なんにもしないよ♪ただ、早百合ちゃんのご飯食べたいだけなんだからさ」

別にそんなこと考えてた訳じゃないのに…
私は話を帰るために別の話題を振った。


「所長って、一人暮らしなんですか?」

私は何気なく質問した。

どんな答えが返ってくるか、全く考えもせずに。



< 29 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop