My darlin' Scientist〜私の彼氏は変わり者〜
桂木所長の運転する車に乗せてもらい、まずはスーパーに寄ってもらう。
「リクエストとかありますか?」
「カレー食べたい!作れる?」
子供みたいに目を輝かせてそう言うもんだから、私は思わず吹き出してしまった。
「まかせてください」
その後スーパーで食材を買い、桂木所長の家へ向かう。
そういえば、一人暮らしなの?
話の流れでこんなことになってるけど…
「そんな不安そうな顔しなくても、なんにもしないよ♪ただ、早百合ちゃんのご飯食べたいだけなんだからさ」
別にそんなこと考えてた訳じゃないのに…
私は話を帰るために別の話題を振った。
「所長って、一人暮らしなんですか?」
私は何気なく質問した。
どんな答えが返ってくるか、全く考えもせずに。