My darlin' Scientist〜私の彼氏は変わり者〜
『午後から研究所に異動できるよう今の机片づけておいで。また迎えにくるからね♪』
……なーんてとどめを刺して、桂木所長は会議があるとかで別のフロアへ行ってしまった。
席に戻ると麻里奈からメールが届いている。
『何々!?
あんなイケメンといつ知り合ったのよ!
あとでじっくり聞かせてもらいますからね!』
こっちが聞きたいわよ!
あえて返事は返さず、呆然としていると、続いてまたメールが来た。
『すぐに異動できるように用意してなかったら、どうなるかわかるよね? 桂木慎悟』
なんか文面から変なプレッシャーを感じたので、私は慌てて異動の準備を始めたのであった。
それから昼休みになってすぐに桂木所長が迎えに来てしまい、私は研究所へ連れて行かれてしまった。