光のうみ
私のマンションには、まだ捜査の手はのびてなさそうだ。

しばらくは、この子と二人
暮らすんだ。

いつか私は警察に捕まって、
この男の子は、親元に帰るんだろう。

それまでは、
一緒にいたかった。

間違っているのは、
自分自身が、よく知ってる。

だって、連れさってしまったんだ。

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