星の帰る場所
“遥!”
段々と声が近付いて来る
竜はすごい速さで走って来たかと思うと すごい力で私を抱き締めた
“い、痛い”
“わりぃ”
少し腕の力が緩む
久し振りの竜の腕だ…
涙がこぼれそうになったけど グッと堪えた
“なんで オマエが…”
“原田さんに聞いた”
“話しは全部聞いたんだな…?”
“なんとなくだけど…”
“そうか…。わりぃな突然…”
竜は 私に声をかけてくれたオッチャン―竜の親方 に休みをもらえたので 何処かに行こうと言った
私達はゆっくり話す所もないからと とりあえず歩いて ホテルに入った