星の帰る場所
“オマエも 俺と同じだな”
初対面の私の頭をポンポンと 軽く叩いて 軽く笑った
その笑顔は まるで子どもみたい だけど瞳の奥には 計り知れない 憎しみみたいな物を持っていた
彼の名前は 竜
私が ホームレスをしていた公園で知り合った
“オマエも 俺と同じだな”
お前には 私の気持ちなんて分からない… お前だけじゃなくて 誰にも…
分かってもらいたいなんて思ってない
ただ…
ただ…
無性に淋しくなるんだ
誰でも良いんだ
ただ 温もりが欲しんだ