悪魔の妹と天使の彼女
二人は考えた。
俺が思いついた事があった。
「もしかしたら、悪魔だけ生き残る方法があるとか?」
「例えば、どんな?」
「そこまでは分からないけど・・・」
また二人は悩みだした。
「何か悪魔界に作戦みたいなのなかった?悪魔だけ生き残る作戦とか?」
「そんなのは聞いた事ないかな?現にそんなのがあったらお兄ちゃんに教えてるって。」
「そうだよな?」
二人がかなり悩んでいるとサリリが来た。
「二人とも何をそんな真剣に悩んでいるんですか?」
「サリリ。いや、何って事はないけどな?」
「そうですか?」
それで持って来たお花を活けかえていた。
「いつもありがとうな。」
「いえいえ、これも和也さんのためですから。」
活けかえが終わったらしく、椅子に座った。
「あれ?この果物誰が持って来たのですか?」
「ああ、それは日菜が持って来てくれたんだ。」
「日菜が持って来たのですか・・・」
その果物をジーと見ていたので
「毒とか入ってないから安心しな。」
と言った。
サリリはニコっとして
「食べる時は私が毒味しますから。」
と言った。
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