悪魔の妹と天使の彼女
「別に駄目って事はないけど?」
「じゃあ、私と付き合ってくれませんか?」
俺はどう返事して良いか分からず、困っていた。
「ちょっと考えても良いか?」
「考える時間ですか?」
「うん。もうちょっと真剣に天使ではなくサリリと言う一人の女の子として考えるから。」
「分かりました。私ずっと返事待ってます。出来れば、良い返事をお願いします。」
と最後の方は小さな声で言った。
「あ。この果物剥きましょうか?」
サリリは照れてるのは思い出したように言った。
「じゃあ、お願いしようかな?」
俺もさっきの告白でかなりサリリを意識してしまった。
サリリは梨を剥いていた。
「なあ、サリリ?」
「はい?何ですか?」
「サリリはいつから俺が好きだったんだ?」
「へ!?急に何ですか?」
「いや、気になって・・・」
「昔からですね?」
「そんな昔から俺の事・・・」
その時
「痛っ」
とサリリが言った。
「大丈夫か?」
サリリの指から血が出ていた。
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