悪魔の妹と天使の彼女
「この拡大コピーとかないのかな？」
そんな事まで思ったがそれは無理だと思ってすぐに諦めた。
「ミエルもサリリも違うって言ったら一体、この空飛ぶ人は誰なんだ？」
俺は頭を悩ませていた。
そんな時、後2人の候補が出て来た。
「そう言えば、後2人いる。一人はルナ、もう一人は悪魔のレイト。もしかして、どっちかかもしれない。ルナならまだしも、レイトだったら嫌だな。」
そんな事を思っていた。
しかし、全然分からない。
「もう、あれは一体誰なんだよ。考えてもキリがない。明日、この新聞社に行ってみよう。」
そう決意して、その日は寝た。

次の日の朝は何故か朝早く目が覚めた。
時刻は8時だった。
「まだ8時か・・・まだここを出るまで3時間もある。」
今日は俺の退院する日で、10時に先生の承諾をもらって退院する事になっている。
昨日の新聞をまた開いた。
「どっからどう見ても空を飛んでるよな？今日の新聞にも載ってるかな？」
そんな事を思って、食堂に行ってみた。
そして、今日の記事をこまなく探したが結局見当たらなかった。
「やっぱり、昨日の新聞だけが手がかりか・・・」
途方に暮れて病室に帰っていると『患者用パソコン室』と言うのがあった。
「パソコン室？」




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表紙・目次

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