悪魔の妹と天使の彼女
「どの辺かって言うのは分かりませんか?」
「私もこの人と関わったわけじゃないんでね?でも、編集者に電話してみようか?」
「本当ですか?是非、お願いします。」
「じゃあ、ちょっと待っててね。」
そう言って奥の方へ下がって行った。
俺はこれで有力な情報が手に入ると思った。
数分くらいしたらさっきのおばあさんが出て来た。
「お茶とお菓子どうぞ?」
「ありがとうございます。それで、編集者の方は?」
「その担当者が今いないらしいから折り返し電話してくるって。」
「そうですか。」
俺はおばあさんがくれたお茶を飲みながら、お菓子を食べていた。
「君はあの、悪魔か天使に見覚えがあるのかい?」
「いえ、俺は結構UFOとかが好きなんですよ。」
「近頃はここもそう言う現象多くなったからね・・・」
「そうですよね?おばあさんはそう言う現象好きですか?」
「私は嫌いだね?怖いじゃないか。」
「確かに、宇宙人とかに連れ去られたらとか思ったら怖いですよね。」
「私も昔は好きだったんだけどね。」
「何かあったんですか?」
「いや・・・」
そんな話をしていると電話が鳴った。
「ちょっと出て来るね。」
俺はちょっとは居場所が突き止められると思った。
それから数分しておばあさんが帰って来た。
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