悪魔の妹と天使の彼女
「あ、これこれ。」
と拡大写真を持ってきてくれた。
「ありがとう。」
そう言って見せてもらった。
良く見るとサリリ似の女の子が何か黒い物を止めているように見える。
そう思ってると豊川さんが言った。
「これってウチのクラスのサリリちゃんに似てない?」
俺はドキッとした。
「そうかな?サリリは人間だし、空を飛べるわけないよ。」
「そうだよね。」
「これ借りて行っても良いかな?」
「え!?良いけど?」
それから雑談をしていた。
数時間して、時計を確認すると14時になっていた。
「じゃあ、俺はこれくらいで帰るな?」
「うん。」
「じゃあ、風邪お大事にね?」
それで俺は豊川さんの家を後にした。
それから、急いで学校近くの公園に行く事にした。
ここから公園までは結構な時間が掛かるのだ。

何とか時間より前に公園に着いた。
「何とか間に合った。」
そして、ベンチに座って待つ事にした。
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