悪魔の妹と天使の彼女
「ただいま。」
そう言うとすぐにミエルが飛んできた。
「お帰り、お兄ちゃん。」
と抱きついた。
その後ろからエプロンを付けたサリリが出て来た。
「お帰りなさい。ご飯もうすぐなので待っててくださいね。」
そう言ってキッチンに戻った。
「お兄ちゃん、一緒にテレビ見よう?」
「そうだな。」
それからリビングでミエルが見ていたアニメを一緒に見た。
しかし、俺はあの拡大コピーの正体が気になって仕方なかった。
でも、今はミエルがいるから聞けない。
そうしている内にご飯が出来た。
3人揃っての食事は久し振りだ。
「いただきます。」
それから、今日あった事を話しながらご飯を食べた。
俺は今日あった事は話さなかった。
そんな時、電話が鳴った。
「私出ます。」
「はい、日向ですが?」
それから、
「少々お待ちください。」
と言って
「ミエルちゃん電話だよ。」
と言った。
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