悪魔の妹と天使の彼女

真相

「いや、ちょっとあるとこからもらったんだ。」
サリリは何も言わなくなった。
「とにかく、ミエルには内緒にしておくな。」
そんな事を話してるとミエルが帰って来た。
「お待たせ、明日学校終わって遊んでも良い?」
「良いけど、遅くなるなよ?」
「うん。ご飯までには帰るね。」
その食事中サリリは一切喋らなかった。
ご飯が終わり、俺は部屋に帰った。
「あの、態度からしてあの、写真はサリリで間違いないだろう?じゃあ、謎なのは何で違うって嘘をついたかだ。」
ベッドに横になって考えていた。
すると、ドアが鳴った。
「どうぞ?」
「失礼します。」
入って来たのはサリリだった。
「どうかした?」
「さっきの写真の事で話がありまして・・・」
まさか、サリリから話を振って来るとは思っていなかった。
「じゃあ、話して。」
「まず、嘘をついた事はスミマセンでした。でも、これは和也さんを不安にさせない為だったんです。」
「不安にさせない?」
「はい、実はあの黒い物体は悪魔なのです。」
「悪魔!?」
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