悪魔の妹と天使の彼女
まだルナはサリリと話すのは慣れてないのか何も喋らずにサリリから離れて座った。
「ミエルが帰って来るまでは何も出来ないからな。」
3人でミエルを待つ事にした。
待つ事、一時間。
ようやく帰って来た。
「ただいま。」
「やっと帰って来た。」
俺は玄関まで行った。
「あ、お兄ちゃん、ただいま。」
「お帰り。ちょっと俺の部屋来てくれる?」
「着替えたらすぐに行く。」
それでミエルも自分の部屋に帰った。
それから、すぐ俺の部屋に来た。
「お兄ちゃん何?」
だが、ミエルも二人の顔を見てすぐに気付いたらしい。
「今日言ってた事だよね?」
「そうだけど、強制はしない。ミエルがどうしても、悪魔側に着くって言うのであればそれでも良い。その上、戦うまでは今まで通りに接する。しかし、この作戦は聞かないでくれ。もし、俺側に着いてくれるなら勝つ事は保障する。勿論、この作戦にも参加してもらう。どうする?」
ミエルはかなり困っていた。
「ミエルの意思で良いからな?戦うまでは家族なんだから。現に戦いが起こらなかったら良いだけの話だろ?」
ミエルは決心したような顔をして言った。
「ボクはお兄ちゃん側に着くよ。」
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