悪魔の妹と天使の彼女
「それを和也さんがしてくれるかどうかなんですよ?」
「やるに決まってるだろ!ミエルやサリリ、ルナを守りたいんだよ。」
「分かりました。それは、私とキスする事です。」
「へ!?」
俺は一瞬驚いた。
「どうして、そうなるの?」
「和也さんは天使です。天使の力を増大させるにはそれしかないんですよ。」
かなり、迷った。
何故なら、もし、サリリとキスをしてしまうと、ミエルや日菜の気持ちを無にしてしまう。
しかし、今は皆を守りたいが、守った後が気まずい。
サリリを見ると真剣な顔をしていた。
「どうしますか?」
「俺は、どうしたら良いんだ・・・」
迷っていると、悪魔が一人近寄ってきた。
「悪魔が来た。」
それは、サリリが魔法で倒してくれた。
「時間がありません。私も無理やりって言うのは嫌なので早めの決断をお願いします。」
今は皆を守る時だと思った。
「分かった。俺の力を少しでも上げてくれ。」
「良いんですか?」
「今は迷ってるよりやるしかないんだから。」
「分かりました。」
サリリがキスをして来た。
「それでは、力を解放してみて下さい。」
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