悪魔の妹と天使の彼女
「俺はお前に勝つ!」
「お前は馬鹿か?悪魔界で一位と言われてるミエルでもこんなにボロボロなんだぞ?なのに、お前が俺に勝つなんて不可能なんだよ。」
「お前は何のために人間界に来た。」
「俺か?俺は天使たちを消しに来たんだよ。」
俺は沈黙した。
「ああ?何とか言えよ、天使さんよ!」
「くだらねえ・・・」
小さな声で言った。
「聞こえねえよ!」
「くだらねえって言ってるんだよ。」
「何がくだらねえんだよ!」
「ミエルはお前の妹だろ?その上、堕天使であるルナも巻き込んでいる。天使が倒したいなら俺だけ倒せば良いだろ?でも、お前はもう終わりだよ。俺を本気にさせたからな。」
レイトは戦闘体勢になった。
俺はさっきより大きい光の玉を投げた。
「急にこいつの力が強くなった・・・」
「今度は外さないぞ!」
もう一度、光の玉を作って投げた。
その一撃はレイトをかすった。
「外したか・・・」
「こいつ尋常じゃないぞ。」
「俺がお前を消す。」
それにはミエルが言った。
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