悪魔の妹と天使の彼女

俺は自分の力に驚きが隠せなかった。
「とうとう、解放したか。これで良い勝負が出来そうだ。」
レイトはまたカオスデーモンで攻撃して来た。
俺はミエルを抱きかかえて飛んだ。
ミエルは俺を見て不安そうに
「お兄ちゃん、何ともない?」
と言って来た。
俺はミエルが何を言ってるのか分からなかった。
「何もないけどどうかしたのか?」
「今解放した力がお兄ちゃん本来の力・・・それはサリリお姉ちゃんが言ってた命を犠牲にするちからなんだよ。」
背筋が凍りついた。
「この力が本来の・・・力・・・」
そんな話とは裏腹にレイトは攻撃を続けて来た。
「何を相談してるか知らないけど、俺は倒させないぜ!」
またカオスデーモンで攻撃して来た。
それをかわして、俺はカオスデーモンに攻撃をした。
しかし、全然効果がなかった。
「嘘だろ!?」
レイトは笑い出した。
「なるほどな、お前はまだ完全に力が回復してないって事か。」
「どう言う事だ?」
「開放したは良い物の本来の力は戻ってないって事だ。まあ、俺からしたら簡単に倒せるから良いんだけどな!」
「どうしたら良いんだ・・・」
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