悪魔の妹と天使の彼女
カオスバーサーカーは何やら呪文みたいなのを唱え始めた。
「何をする気だ?」
「この世界全体を吹き飛ばすんだよ!」
「何!?」
俺は対処法を考えたが全く思いつかない。
「ミエル、どうしたら良いんだ?」
「ボクに任せてくれる?」
「良いけど、自分の身を捨てるって方法はなしだぞ?」
「分かってる。絶対に、お兄ちゃんの元に戻って来るから。」
そう言って、悪魔の羽を広げて、カオスバーサーカーに突っ込んで行った。
「ミエルの奴、何考えてるんだ。」
俺も天使の羽を広げて、カオスバーサーカーに向かおうとしたらそんな体力はなかった。
そして、ミエルがカオスバーサーカーにぶつかった瞬間、爆発音がした。
「ミエル!」
俺はこれはヤバイと感づいた。
ボロボロの体を引きずりながらミエルの元へ向かおうとしたらミエルは煙の中から姿を見せた。
「ミエル!?」
しかし、何の反応もない。
「どうしたんだ?」
その時、ミエルは倒れた。
俺は、ボロボロの体でミエルに近づいた。
「大丈夫か?」
ミエルは力なく答えた。
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