悪魔の妹と天使の彼女
「お兄ちゃんが無事で良かった・・・・」
「何言ってるんだよ。ミエルは俺の元に帰って来るって言ったじゃないか・・・」
自然と涙が込み上げてくる。
そんな事を話していると後ろから足音が聞こえた。
「さっきのは聞いたぞ・・・」
俺はカオスバーサーカーを睨んだ。
しかし、カオスバーサーカーもまたボロボロだった。
「俺も残念だがここまでのようだ・・・」
「よくもミエルをこんな目にあわせたな・・・」
「天使も瀕死の癖に生きが良いな!」
俺は立ち上がろうとしたが上手く立ち上がれない。
「くそ、このままじゃやられる・・・」
「俺ももう限界に近い・・・でも、勝ったのは悪魔軍だ!」
「さっきの話か・・・」
「その通り、俺を倒しても俺より強い奴はいるんだよ・・・」
そこまで言って倒れた。
「おい、おい!」
しかし、反応はなかった。
そんな時、
「和也さん!」
とサリリが来た。
「サリリ・・・」
後ろにはルナもいた。
「力を開放したんだね・・・」
ルナがボソッと言った。
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