悪魔の妹と天使の彼女
「もう終わりだな。」
「じゃあ、ダークゾーンを発動させてやる!」
「何!?」
「ダークゾーン発動!」
辺りは更に暗くなった。
「くそ・・・」
「ハハハハハ、これで人類は滅亡だ。」
その時、サリリが帰って来た。
「その作戦は失敗です!」
「何?」
空を見ると天使たちが黒い霧の中心部に攻撃を加えていた。
「あんな下級天使の攻撃で阻止出来るわけないだろ!」
「あれが私が分け与えた力ならどうですか?」
「まさか!?」
「そう、あれは、シャイニングホース。闇を一掃する魔法です。一回にあれだけの多くの天使が攻撃をしたら次第に闇は消えるでしょう?」
「なら闇が残ってる内に発動させて・・・」
ガースが言いかけたとこでサリリが言葉を挟んだ。
「無駄です。中心部に攻撃しているので魔力は激減してるはずなので発動は不可能です。」
「こんなとこで俺はやられるのか!?」
「消えるのはお前の方だったな。」
俺はガースに聖剣を向けた。
「こんな事だったら最初からあれはやってたら良かった・・・」
「あれって何だ?」
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