悪魔の妹と天使の彼女

過去

その日は寝た。
次の日。
俺は何故か体がだるく学校に行ける状況ではなかった。
起きて来ない俺を心配したのかサリリが様子を見に来た。
「和也さん?大丈夫ですか?」
ドアをゆっくり開けた。
「サリリか・・・お早う。」
「朝ですよ?具合でも悪いんですか?」
そう言っておでこを触られた。
「熱い!?凄い熱ですよ?今日は私が学校休んで看病しますね!」
急いで一階に降りて行った。
次に寝起きのミエルが入ってきた。
「お早う。」
「お兄ちゃん、お早う。具合悪いの?」
「ああ、ちょっと熱出しちゃって・・・」
「そうなんだ。大変だね?」
そう言って、部屋を出る前に
「天使には気をつけろよ。」
とネユカが言った。
「お、おう。」
それと同時ぐらいにサリリが入って来た。
「あ、ミエルちゃん、お早う。今日は和也さんが病気だから学校一人で行ける?」
「学校くらい一人で行けるから心配しないで。」
そう言って一階に降りて行った。
「私はミエルちゃんに完全に嫌われてますね。」
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