悪魔の妹と天使の彼女
時計を見た。
「うわ、もうこんな時間だ。」
学校に行こうとしたらミエルが俺の服を引っ張った。
「俺、今から学校なんだけど・・・」
ミエルはニコッと笑い
「ボクも連れて行って。」
と言った。
「え!?学校に着いて来るのは駄目だろ?」
「だって、家もないのにどうしたらいいの?」
近くに公園があるのを思い出した。
「こっち来な。」
そう言って、公園に向かった。
「ここで待ってて?」
「分かった。」
「今日は一時間目だけだからすぐ来るからな?」
「うん。行ってらっしゃい、お兄ちゃん。」
俺は走って学校に向かった。

学校にはギリギリで間に合った。
「ふう、何とかセーフだ。」
それから一時間目が始まった。
俺は授業の事よりさっきのミエルの事が気になって仕方なかった。
そんな事を考えてると授業は終わった。
俺は即行でミエルの待つ公園へ急いだ。
俺より先にミエルが俺を見つけた。
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