悪魔の妹と天使の彼女
「お兄ちゃん。」
と言い、手を振りながら近づいて来た。
「待たせてごめんな。」
「良いよ。じゃあ、天使を探しに行こう?」
「そうだな。」
それから、商店街やデパート、路地などを探してもどこにもいなかった。
俺も天使がいるなんて信じがたいが悪魔がいるので信じてしまう。
「なあ、やっぱり天使なんていないんじゃない?」
「絶対に居るはずなんだけどな・・・」
それから色々探したが結局どこにもいなく日が暮れて来た。
「日も暮れて来たし、今日はもう諦めないか?また明日探そう?」
ミエルは諦めきれないって顔をしていたが
「分かった・・・」
と納得してくれた。
「じゃあ、家帰ろう?」
「あの、ボクの家ないんだって・・・」
「本気で言ってるの?」
「うん・・・」
俺はどうしようか考えた。
「お兄ちゃんの家に泊めてもらって良い?」
「俺の家!?」
しかし、日も暮れて来たし、お金も持ってなさそうなので
「じゃあ、とりあえず一晩泊めるよ。」
と言い、家に帰った。
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