悪魔の妹と天使の彼女

俺は日菜が怖くなった。
「私ね、悪魔と天使が嫌いなの！だから、近づいたりしたらすぐに分かるの。だから、サリリとミエルが来た時、凄い身震いがした。だから、そうじゃないかなと思って。」
「何かあったのか？」
「大した事じゃないよ。」
そんな事を話しているとサリリが来た。
「やっぱり、何か嫌な感じがしたんですよ。」
「サリリ・・・」
「久し振りね。」
「久し振り。会えて嬉しいわ。」
俺は何を言ってるのか分からないから二人に聞いてみた。
「なあ、どう言う意味だ？二人の関係って何？」
二人とも何も発さないでいた。
「何か答えてよ。サリリ、日菜。」
サリリは静かに話し出した。
「日菜は私が人間界を観光しに来た時の友達です。」
「友達？」
「はい。言ってなくてスミマセン。」
「でも、日菜はサリリがあの、その・・・」
と言い聞くそうにしてたらサリリが言った。
「天使って事を知ってるって言いたいんですよね？」
「それ言ったらサリリ消えるんじゃ・・・」
サリリは笑い出した。
「あはは、それは知らない人に言ったらって話ですよ。」
「それって日菜はサリリが天使って事を？」