悪魔の妹と天使の彼女
「ここが俺の家だよ?」
「ここがお兄ちゃんの家なんだ。」
玄関でキョロキョロしていた。
「何してんだ。上がりなよ?」
と言うとミエルは緊張しているのか
「し、失礼します。」
とかしこまって言った。
「今日一日は、ミエルの家でもあるんだから気軽にしてて良いよ。」
それから俺はキッチンに行き、冷蔵庫を見ると何もなかった。
「やばいな・・・どうしよう?」
と言ってるとミエルが近づいて来た。
「お兄ちゃん、どうかした?」
「今日のご飯の材料が何もないんだ。俺ちょっと買ってくるからお留守番しててくれるか?」
「うん、分かった。」
俺は急いで近くのスーパーマーケットに行った。
カレーの食材を買って帰ろうとすると一人の女の子に声を掛けられた。
「あの、スミマセン。」
「はい?」
その子は髪が長くて、中学生くらいの子だった。
「えっと、日向和也さんですよね?」
「まあ・・・」
急に俺の名前を呼ばれてビックリした。
「良かった。私、サリリって言います。天使界からやってきました。」
「天使!?」
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