悪魔の妹と天使の彼女
その人と話してたらお腹が空いたので病室に戻る事にした。
病室に戻って、財布を取って、食堂に向かった。
食堂に行くと、日菜がいた。
「和也、一緒に食べよう?」
「良いよ。」
それから、二人でモーニングセットを注文して席に着いた。
「私、さっき和也を誘いに行ったけどいなかったよね?どこ行ってたの?」
「いや、早くに目が覚めて寝れなかったから屋上にいたんだ。」
「一人で?」
「一人でいたんだけど、悪魔って名乗る男が来て話してた。ミエルを探してるらしい。」
日菜は下を向いて言った。
「ごめん、私の前で悪魔と天使の話は止めてくれる?」
「そうだよな?日菜は嫌いだったんだもんな。」
「あんな騒ぎをしておいて悪いんだけど。」
「良いよ。人間、一個や二個嫌いなものはあるって。」
そんな事を話していると、モーニングセットが出来たので取りに行った。
それから席に着き、食べる事にした。
「お、この目玉焼き半熟じゃん。」
「ここの目玉焼きはいつも半熟だよ。それもトロトロ感が凄く良いんだよ。」
さっそく、目玉焼きの黄身の部分をフォークで割って見ると中から卵がジワーっと出て来た。
「これは凄い上手だな?」
「でしょ?私はこの目玉焼きのためにこのセットにしてるんだよ?」
「その気持ち分かるよ。」
それから二人は雑談をしながらモーニングセットを食べた。
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