悪魔の妹と天使の彼女
そんな事を話してると担当の先生が来た。
「失礼します。診察の時間だけどお客さんかな?また最後に来ようか?」
と言うとサリリが
「あ、私たち帰るんで良いですよ。和也さん、また来ますね?ミエルちゃん帰ろう?」
と言った。
「うん。じゃあね、お兄ちゃん。」
「おう。気をつけてな、ミエル、サリリ。」
それで二人は病室を出て行った。
「あの、二人はいつも熱心に来てくれてるね?本当に仲が良いんだね。」
「はい、良い友達ですよ。」
それから、聴診器で心臓の音を聞いて、血圧を測って、お腹の包帯を交換して診察は終わった。
「うん、もうお腹もそんなに痛まないだろう?」
「そうですね?」
「じゃあ、後、2、3日したら退院出来ますよ。」
「じゃあ、お大事に。」
そう言って病室を出て行った。
「俺ももうちょっとで退院か。」
そう思って横になって天井を見ていた。
そうしていると眠気が来て寝てしまった。

「ん・・・」
起きて時計を見ると7時を過ぎていた。
「うわ、俺ご飯食べてないし。そう言えば、何で日菜は俺を誘いに来なかったんだ?」
そんな疑問が出て来た。
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